焼酎のおいしい飲み方
本格焼酎と泡盛には、それぞれの産地に伝来している酒器、猪口、肴(料理)、酒興、唄、踊り、飲み方などが、ワンセットになっています。 焼酎の主産地では、種々の酒器が使われており、おのおの焼酎の故郷の風習が漂っています。それぞれの地域に特有の酒器を創り出し、かつその 地域でとれる肴をツマミにして、地域特性(ローカルカラー)を味わえるムード作りが今後ますます必要となっていくでしょう。
本格焼酎と泡盛の飲み方に「これでなきゃダメ」というものはありません。ストレートもいいし、ぬるめのお湯割りでゆっくり味わうのも、 たっぷりの氷でロックでも、それぞれ美味しいですし、いろんな飲み方が楽しめるのも本格焼酎のいいところです。これまで、焼酎というと六対四ある いは五対五で飲むというのが一般的でしたが、最近ではロックやクラッシュアイスで飲む人も増えてきました。それだけ、焼酎を自由に楽しめるように なってきました。自由な発想で本格焼酎をもっと楽しみましょう。
ストレートで飲む
古酒などの高級酒は、できるだけ原型のままで味わうのが常識とされています。沖縄では、泡盛の古酒をストレートで味わっているのもその一例といえるでしょう。
ストレートで味わう特徴として、古酒特有の香りと丸みを楽しめることが挙げられます。喉と胃袋を驚かさないために、油分の多い肴を摂りながら水と交互にチビリ、チビリ味わうのが良いでしょう。
お湯割りで飲む
焼酎の本場である九州では最も普及している飲み方です。体の温まるのが早いため、九州以
外でも寒い時期や地域に向いています。焼酎を温めて飲むと、香りと味がよく調和するので、
焼酎の個性を楽しむのには適した飲み方と言えます。
したがって、伝統的な製法で造られる、
個性豊かな芋焼酎や穀類焼酎の風味を味わうには湯割りで飲むのがおすすめです。湯割りで味
わう特徴は、香味の豊かな焼酎の香りと味を引き立たせて楽しむことにあります。
ポイント
●割水して暫く置き、ゆっくり温めて飲む。
①陶器や瓶(手軽にペットボトル)に水と焼酎を入れて、水と焼酎を良く馴染ませます。水と焼酎
の割合は好みですが、五対五がいいと思います。 水は水道水よりも、ミネラルウォーターのよう
なおいしい水がベストです。水道水は色々な成分が混ざ っているのでお勧めできません。
②一晩から2日ほど置いておきます。
③小振りの酒器(なければ小鍋でもいい)にいれ、沸かしたお湯であたためます。
④ぬる燗になるまで冷まします。(ここは美味しく飲むため我慢のしどころ)
⑤飲む前にもう一度かき回してよく混ぜます。
手間がかかりますが、この飲み方で、お湯割に慣れ親しんでいない方でもスゥーっと喉を通り、さわや
かな味わいが楽しめます。お湯割ってこんなにおいしいんだ!と再認識するはずです。ぜひお試しください。
●ただお湯で割るだけでも、順番が大事
お湯割も手順が違えば味も変わってしまいます。
お湯はぬるめ。そして、必ず、お湯を先に器にいれ、あとから焼酎をゆっくり注ぎます。そう、暖かい
お湯の上に焼酎を静かに置くように注いでください。後から注がれる温度の低い焼酎はグラスの底まで
行き渡り、お湯と焼酎がじっくりと混ざりますし、最後まで温かいお湯割りを楽しむ事ができます。
それにお湯を先に入れることで器もも温めることができます。
そんな馬鹿なと思うでしょうが、 やって見てください。順番が違うだけでホントに味が違います。
けして、やかん、ポット等で沸騰している熱いお湯を焼酎にジャーっとはしないでください。
温度があまりにも熱いと、匂いがキツく鼻にツゥーンとくることがあります。
水割りで飲む
沖縄県や奄美諸島のように年中暖かい地域では、最も普及している飲み方です。これらの地
域以外でも暑い時期には清涼感があるので適しています。水割りで味わう特徴は、個性的な風
味の香りと昧をやわらかくして楽しむことにあるので、個性的な風味の泡盛や黒糖挽酎、粕取
焼酎に適した飲み方と言えます。
ポイント
お湯割のポイントで紹介したとおり、割水して暫く置くと味わいが増します。
オンザロックで飲む
都会で、若者や女性の間で人気のあるお酒落な飲み方でです。オンザロックで味わう特徴
は、香りが高く味のライトな焼酎の香りを楽しんだり、樽貯蔵した焼酎の色調や香りを楽しむ
ことにあるので、現在、焼酎の主流となっている麦、米、そば焼酎や樽貯蔵焼酎に適した飲み
方です。
ポイント
良い水を凍らせ、クラッシュしてグラスでいただきます。
水道水を凍らせると、とけて焼酎に混ざったときに違いが出ます。


